※閲覧注意※
※かなりというか相当辛口すぎる。本当に今までで 一 番 辛辣だと思います。※
※何を読んでも不快にならない自信がある、何を読んでも文句は言わない、ディスプレイを叩き壊さないという方のみ推奨※
※別に原作者様や他の方を始め、どなた様をも貶める意図はございません※
※あくまで個人的主観および感想。これを理解した大人の方のみどうぞ。
※予告した通り100行くらいあるかも。長文ですよ。
原作48巻。
先に断っておきますと、GDときたら私の頭の中は西橋が95~97%を占めるので他のキャラがどう恋愛しようと、別に気にしない。
それは主人公カプも例外ではない。
よって過去の石川さんの話も、そうかあフーンと思うくらい。ただ個人的には岩瀬は短い髪の方が好き・・・みたいな。
話が逸れました。
一番の問題はアレでしょ、アレ。
以前も言いましたが、私は相容れません。
前から、原作の矛盾点とか言い出したらキリがなかったけど、「あれはないだろ・・・」という設定ですね。
西橋書いて○年、初めて、「西橋をやめてもいいかも」と思った。
まず一番に思ったことは、「ちょ、リアルゲ○発言かよ」でしたし。
それは何故ショックなのかと言えば、理由はいくつかありますが・・・まずは理由その1。
「GDはガチホモだらけの世界じゃなくて、『好きになった人がたまたま同性』の世界を突っ走ってると思っていた」から、それが覆される発言をされてショックだった、という感じ。
裏切られたような気になるわけですよ。
はっきり言って、バイは良い。グレイはバイだっけ? それは許す。
ひたすらなガチホモが好きでそっちが欲しけりゃ、BLだけを扱っている他の商業誌を買いますよ。たぶん。
で、紫乃さん。
中性的って言われるのは嫌いなのに、え、オトコは好きなの?
→ならなんで男だらけの職場にわざわざ好き好んで、選んで入って来たの?
つまりそれは自分がどんなに否定しようと、「男目当て」と取られてかねないし、そうされても仕方ないってことですよね? ということになる。開き直ったゲ○ならともかく。
そうじゃないって苦悩してるのに、自分の見かけがそんなのを引き寄せるってことも経験はあるだろうに、それなのにわざわざ、自分から、男の園へ行くの?
・・・おかしくない?
行動と中身が矛盾してるのでは。
で、もし自分の彼氏候補を探す意図があるということなら、彼が真性の人と思われても仕方ないと言うことになりますよね?
→経験豊富で彼氏探しなら、え、つまり、ビッ○ということになるんですか?
あの発言はそれに繋がりかねないっていうか・・・。
そう思うと、何やら、ちょっと気持ち悪く思えてくるような気がしなくもない・・・。
(じゃ、ビッ○じゃなければ童○確定?ってところもあるし)
・・・。
ビッ○な紫乃さんなんて嫌だー!と思うと、あれは受け入れられない。これが理由その2。
またはクロさんみたいな女王様で、経験豊富そうで、貞操にあまりこだわりがなさそうで(※勝手なイメージです)、ああいう性格と開き直っているならともかく。
そもそも紫乃さんは、(黒紫乃さんを除く)、自分に向けられる好意に気付いてないからこそあのキャラじゃないんですか???
リアルゲ○というか、「世間一般と比べて、何かマイノリティなものが自分にはあるな・・・」と自分で分かっていたら、多かれ少なかれ、普通よりもピリピリキリキリして周囲に目を配って生きるものじゃないのかと・・・。本職と芸能人以外は。
だって職場で「私、BL二次男同士の絡みが好きでーす!」って公言している人がそんなにいるか?
いくら最近は市民権を得つつあるとはいえ、水面下に隠れるものでしょう? そして、同志を敏感に匂いでかぎ分けるというか。
なのに、もしあの発言を肯定するなら「自覚あるマイノリティ」と、「ほややんとした無防備さ」(彼の基本設定)がイコール(=)にならないのではないか?
そこに多いなる、というかかなり無理のある矛盾が生じる訳ですよ・・・。
分かりますかね?
うーん、そこに作者様は気付いているのだろうか・・・。
※ただ、見方としては「非常に苦悩しつつも、職 業 的 な魅力に ど う し て も 抗えなかった」という解釈もある、ということは、私は理解しておりますので。
理由その3、あの発言を見る時に人は(かなり大袈裟に言うと)、三手に分かれるのではないだろうか。
ちょっと数学的に表してみよう。
1)GDよりも、西橋(西脇、橋爪単体でも良い)が好き! BLは好きだけど、それよりも西橋が好き! 西橋≧BL
2)西橋なんて所詮、BL全体の一つよね。他にも好きなカプとかシチュあるし。 西橋<BL
3)上記二つを何もかもを超越した方。 =∞ or 解なし
私は(1)。だから同じ方はショックだと思う。
「紫乃さんの自信の無さ」というものは彼の魅力の一つというか根底で、彼の美しさに陰を落とすものです。
その理由はいっぱいあった。秘密主義とか、宗教とか禁忌とかさ。それを抱いて苦悩しつつもお互い魅かれ合うのが、西橋の美味しいところと思っていたのに・・・。
それが全部。全部!!
彼の自信の無さ=根底、つまりベースが、「所詮はガチホモだから」にすり替わりかねない危険があるわけよ?
何もかも。何もかもです。
つまり、それは今まで彼のバックグラウンドを含めて彼の魅力を愛していた人たちの想いを、根底からパンチして崩したことになるわけで。
よってこの時点で、西橋を好きなモチベーションがぐらつく、という訳じゃないかと。
私たちが愛してきた紫乃さんの根底を叩き壊された気さえするから、浮かばれないのよ。
あの現実(シーン、ではない)にただひたすらキャーキャー言えるのは、(2)か(3)な方かな?
『西橋』そのものよりも、『「ガチホモ」という現実(シチュエーション)が好き』という方、も含むかもしれない。
それが悪いとは決して申し上げませんが、私とは意見が合わないな、それだけ。
(3の方とか、もうブッダ並に悟ってるって感じでよろしく)
※(1)の方が(2)(3)より西橋への愛が深いからショックが大きい! ではありませんよ。
そもそも、ある程度愛が大きくないとショックは受けないでしょうけどねー。
理由その4、西橋というものは3に於いて書いたように、不安定さ、繊細な関係性を含め、愛していたと言えましょう。
自分に自信が無い美人、策士な彼、秘密とか。
つまり暗いんですね。全部が退廃的であるとは申しませんが、一部悲劇的になりかねない要素を含むというか。
そもそも日本人の感性として、「仄暗い」という陰を受け容れる、好むというものがあるのではないかと。つまり、「察して分かれ」という空気や、歌舞伎の「黒子」とか・・・。
「(陰陽の)陽的には、そこに居るけど、面と向かって指摘するのは野暮」、「見て見ぬふり」がお約束。そんな感じ?
そういう不安定さ、繊細さ、『陰り』を好ましく思っていたなら、ガツンと決定的に殴りに来たものにショックは受けると思う。
たとえば・・・そうですね、薄いラベンダーを好んでいる人が、いきなり真っ赤なペンキぶっかけられたら嫌でしょうよ。
そういうこと。
紫乃さんったら恋人になっても自信が無くて、西との関係に胡坐をかいてる人じゃないでしょう。
「いつ捨てられるか」とか、いつ終わるかとかを常に考えてるとは申しませんが、あの寮の部屋に居る限り、「西脇さんは他の方と結婚して子供を持った方が・・・」とか考えてるでしょうよ?
一方、西は西で、魅力的な恋人を完全に一生自分のものにするにはどうしたらと策謀を張り巡らせてるでしょうよ。
お互いが ⇒⇐ なのが西橋かと。
そういう意味(不安、という意味)では、完全にお互いが対等だった。
でもねーこうなると、紫乃さんの方の負い目とコンプレックスが >(ダイナリ)になっちゃうのよねー。
あとは、「BLはBLでも、男を好きになってしまった苦悩」「禁忌」を萌えていた方と、「リアルゲイガチホモさぶ薔薇族系だけがただひたすら好き!」という方は、好みが違うでしょう・・・ものすごく極端に言うと。
私は前者ですかね。モノによっては、後者にもスイッチが「カチッ」と切り替わる時がありますよ?ありますけど、
(私は)西橋は前者だったの。
だから相容れないの。
だったら最初から、同性婚が認められたなんちゃって空想未来にしてくれてたら良かったのに。
理由その5、うーんこれは私一人の勝手な思いなんですが。
小説を書くということは、絵では誤魔化せないものがあるわけで。
(同時に、絵を書くということは文で誤魔化せないものもある)
となると、細かく設定をシチュを、彼らの動きを、年月を考えなきゃいけないのです。
身長50cm違いのカプと、同じ身長のカプはキスの書き方が違うでしょうよ?
すると、「矛盾が生じまくりだからイヤです」だけじゃなく、なにか別の感情が生まれる。困惑のような。
事実今まで、細かく読み込んでいたものがあった、なぞってなぞって、1コマと1コマの『間』(あいだ)を埋めるような話を書いたこともある。
その細かさを、バキッと折られたような感じ。
細かく考えていた時間を返せと言いたいような気持ちに似てますね。
それに大体さ、あの彼女云々を話しているタイミングに「私は同性しか好きになれません」って言うのは、つまりあなたが好きだと言ってるようなものですよ??
(恋人欲しい欲しくない、の時に、「あなたの性別は、恋愛において私の許容範囲内です」=つまりあなたは恋愛において私の許容範囲内です、と言われたらどうよ?)
(たまに「あれ?」と思う原作のセリフがあるけど、)↑これは日本語としてこういうニュアンスになるんじゃないのかいな・・・。
それで西があの返事って、おかしくない?
「え?」って思った。
秘密はいいよ。でも「輩どもが妙な期待をするかも」って。
(同僚とか部下も含んでるのに「輩ども」って表現もどうよ・・・)
つまり、「君は現在進行形で、野郎たちに色欲を含んだ眼鏡で見られてますよ」って婉曲に表現してない?
えーそれちょっと何か紫乃さんを下に見てるような・・・。
(それで「はい」って、え。いいの??みたいな)
その後紫乃さん、一人幸福に浸ってる? 浸ってるか?はぁ?
彼の性格なら「ああ言ってしまった」とか落ち込みまくりじゃないのか・・・それともあの一瞬(数秒)で落ち込みまくりで、西の態度ですぐ浮上したのか・・・?
その程度のマイノリティなのかよ・・・。
いや、きっとあの後、落ち込みの波があるんじゃないかあの場合、と思ってる。
よって、こういう仮説はどうだろう。
紫乃さんは、「初恋の相手」(と思ってる)が、同性で、次に好きになったのが西脇(ここポイント!!)で、自分は同性しか好きになれない人間、と思い込んでいる。
→だからああいう科白が出た。
でも恋人になったあと、「それは違うんじゃないかな紫乃」とか西脇が説明した・・・とか。
(こことか他もあちこちお友達Tさんがナイス解釈をしてくれたので厳密に言えば私の意見じゃないのだが、心から同意できるから書いておく)
あれが「今まで好きになった人が全員(たとえば10人くらいいて)、それが全員男でベッド経験があり、私は真性ゲイです」という意味合いなら阿鼻叫喚だけどねー?
※話はやや逸れますが、個人的には、掘り返してみるとそもそも陽への想いもどうだったのだろう・・・?と思う。
肉欲を伴うような恋じゃなかったなら、それは大人の恋じゃないんじゃないかな。だから大人の恋の「初恋」は西じゃないのか。
いわゆる幼い、「はつ恋」は、陽だったとしてもさ。
恋って綺麗事だけじゃねーや。
憧憬とか嫉妬とか好意とか、事情とか時間とか喧嘩とか、金銭とか肉欲とか死ぬほどあるだろうよ。
それを全部クリアした『恋』は、子供のキャパじゃ無理じゃないのか?
『大人になっての、生々しい「恋」』は、西脇が初恋だったと思ってます。
あれが彼ら(紫乃さん・陽)にとって恋じゃない、とは言わない。でも私が読みたくて書きたい『恋』はそれじゃない。
だから私は陽典をメインキャラとして書いていないし、書かない。
(※どうしても止むをえない場合は数行とか回想程度)
だから、(男しか愛せないというのは紫乃さんの) 思い込みです!!!!!
もし私がこの展開を受け止めるなら、こういう↑解釈にするね。
今の所。
そして、マイノリティに悩みつつ、医大時代とかは女性と付き合おうとしてると思いますよ・・・。
真性ゲ○じゃない、と。
そして、GDに来たのは「あまりにも」、仕事内容が魅力的だったからであって、「男性の園ということは二の次」(あるいは分かっているけどグッと『普通』に止まろうとしている)。
でも心のどこかで女性も好きになる「まともな人」になりたいと思っているから、自制心を持って必死に打ち消そうとしている・・・みたいな?
(や、思い込みと誤解だから)。
じゃあそもそも紫乃さんは、自分が男で西が女性だったら好きにならなかったの?
そんなことないよね?
って思うけど?
どうすか。
はっきり言って、ガチホモかと思っていると、自分の出した本ですら全部そう見えて、妙にあざとく見えてしまう・・・。
何か気持ち悪い。
一行ごとに、「彼はガチホモ」ってシールを貼られているみたいな。
ああ、美しい紫乃さんを見ているのに、眉を顰めたくなる日がくるとは・・・。
(他の方の本は何とも思わないんですけどね、不思議と)
なんでかって、紫乃さんがさ。
一歩間違えば
「(マイノリティに罪悪感があり、自覚していれば)自分からのこのこ狼の巣に紛れ込んでいるくせに、何の対策も取っていないバカ」、になりかねないんじゃないかと思って。
いやそうじゃない、だから人を寄せ付けない空気を敢えて纏って自衛している(つもり)じゃないのかという解釈もありますが・・・うん、つまり、私は、「通常設定」の紫乃さんが考えなしのバカになるのが嫌なんだなあ・・・。
(→赤ん坊とか、パラレルとかでそういう設定ならいいんだけど、本家本元がそれはイヤってことかも)
あと言うなら、何???
髪切ったのは「自宅通勤」で「コート」らしきものを着ている時ですよね?
自宅通勤=寮に入っていない。
それなのに、最新刊と最新本誌から考えると、
1.自宅通勤の時に髪が長い→有刺鉄線に引っ掛かって切る
2.入寮
3.髪が伸びる
4.また切る
↑ってことに。 ?????
何なの? 髪を切った後の翌日とか、あの一度だと思ってたしーーー!
(外から出勤したから他の隊員が騒いでるんでしょ?
前夜、髪を切って、寮に帰って来てたらその日のうちに噂になるでしょうよ)
伸ばして切って伸ばして切ってるんかい? つーか切ったらその後ずっとあの髪型じゃないんですか???はぁ??みたいな。
あるいは髪が長い→寮に入ってる→実家に帰省途中で引っ掛かって切る→翌朝、実家から出勤した、とかもありですけどさ・・・。
ちゅーか本当に原作者様は考えてますかね?そこ・・・不安・・・。
うーん・・・。
こちとら会社以外は(仕事中でもだが)西橋の事を緻密に重く考えて話を書いてるんだが・・・。
あまりにも後付けでガラッと変わられると、その後付けが児戯に思えて来るような。そうすると少し幻滅するんですけど。
最初からバイとかなら良いのよ。後付けと今までがしっくりかみ合わないから、今までのものさえ稚拙に見えて来てしまうんじゃないの?
・・・どうですかね、こんな感じで。
とにかく悩みましたよ。
思い入れが深い分やりきれんし、一時は見るのも「ちょっと・・・」と思ったし、今でも微妙に嫌だ。
でも全力で無かったことにしても、他のジャンルと比較しても、やっぱり西橋が好きなんだよなぁ・・・たぶん。
そういうことにしておきましょうか。
頑張ればいつか原作設定も捏(こ)ねて捏ねて、自分のモノにできるかもしれない。
でもそれは今じゃないや。
書きたいものを書きます。
という訳で今回も微無視傾向ってことにします。
うちの紫乃さんは彼女とかいたと思うから!
あ、あと追加で。
「お前こそどうなのドクター」の返事。
はぁ??
何なのこれ?と思った。あそこであの返事って・・・ドクターへの恋心を肯定してるじゃん?
え、何、なんでペラペラ喋ってんの。
気難しく否定とか、西じゃないでしょ。
シニカルに笑って「───何のことか分からないな」、くらい言ってほしかったわ・・・。
それでもあんた策士?みたいな。
いや、そんなにクロさんに心を許してるのか実は・・・。
隊長にばらすまでは、あの二人の恋は二人きりの秘密でいてほしかったし、誰にもばれていてほしくなかった。
・・・ま、彼は海外だし、西の細かい変化はクロさんが人一倍敏感だから嗅ぎ取れたってことにしておいても。実はクロさんが西を好きだったから分かったとかはやめてよ?と思った。
ま、こんな風に補完は出来るけど・・・それが沢山になるとちょっと疲れるね。
皆はどう思ったんだろうね。
こんな風に否定的に吠えてるのは私だけなのか・・・? まあいいや、GD界の道端のペンペン草だし。
やりたいようにやるさ。
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西橋萌えを語ることが多いかも。