category:萌え(SSS込み)
某新世紀の映画の主題歌である宇○田の新曲。
あのサビを聞いた時に一番に思ったのが「西橋」でした。
ていうか橋爪→西脇じゃないですか!? あれ。
だって西脇はある意味戦闘員だから。
だからはっきり言って、戦闘要員ならもし海外とかのレジスタンスとかだったら、薄汚れた姿のまま銃を抱いてアスファルトの片隅で転がって死んだように眠るようなことだってあるはずなんですよ。
そこで、美しい紫乃さんがそっと彼のこめかみにキスですよ。(※実体でなくてもいいです)
疲れ果てた男の守護みたいなやついいですね。
どんな場所でもいいからあなたの隣で眠らせて、なんて!
それがたったひとつの願いだなんて。ああ、超カワイソー!(←って悲劇決定かよ)
これはもしかしたらアレだ、前思ってた「紫乃さんと岩瀬が死んでて残された西脇と石川がその復讐をするためにテロリストの組織に潜入する(西脇と石川絡みアリ)」話にぴったりかもしれない!!
※↑反転注意、「死にネタ注意・嫌いな方」は見ない方がいいです。忠告はしました。
こんな感じ。(下記・続きを読むより)
あのサビを聞いた時に一番に思ったのが「西橋」でした。
ていうか橋爪→西脇じゃないですか!? あれ。
だって西脇はある意味戦闘員だから。
だからはっきり言って、戦闘要員ならもし海外とかのレジスタンスとかだったら、薄汚れた姿のまま銃を抱いてアスファルトの片隅で転がって死んだように眠るようなことだってあるはずなんですよ。
そこで、美しい紫乃さんがそっと彼のこめかみにキスですよ。(※実体でなくてもいいです)
疲れ果てた男の守護みたいなやついいですね。
どんな場所でもいいからあなたの隣で眠らせて、なんて!
それがたったひとつの願いだなんて。ああ、超カワイソー!(←って悲劇決定かよ)
これはもしかしたらアレだ、前思ってた「紫乃さんと岩瀬が死んでて残された西脇と石川がその復讐をするためにテロリストの組織に潜入する(西脇と石川絡みアリ)」話にぴったりかもしれない!!
※↑反転注意、「死にネタ注意・嫌いな方」は見ない方がいいです。忠告はしました。
こんな感じ。(下記・続きを読むより)
西脇にはもう石川しかいない、石川にも同様に西脇しかいないように。
あの頃の思い出は全てがすべて、今は亡い恋人と重なるものではないのだけれど、既に恋人の『居なかった風景』を思い出せなくなってしまっているぐらい───思い出は恋人と重なるあたたかいものであり、辛いものでもあった。
『ふたり』になってしまってから、昔の話はほとんどしなくなった。
正確に言えば、警備隊に居た頃の───内科医とSPが来た後の警備隊の話は特に。
そしてそんな過去に、目的である未来に両方繋がる存在は目の前に居る。
裏を返せば、それだけしか居なくなってしまった。
西脇の胸には恋人のロザリオが、石川の身には彼の妹が作った馨りが。それ以外はもう、お互いという存在しか残されていない。
あれから何十回と太陽は昇り、沈んだ。
一体何をしているのかと空ろになりそうな時も、どうしようもない夜も。一人ならば時折崩折れそうになる決心も、互いが居ることで思い出せた。改めて思い知らされた。
今自分たちは何のためにここに居るのかと───何の目的を果たすためにこの道を選んだのかと。
忘れるな、と。
無言で、相手の存在自体が、自分に問うのだ。
それはすなわち自分の鏡に他ならない。
復讐を、抱く。同じ復讐の念を抱く者が隣にいる。
かつては親友で上司と部下だった二人は、唯一無二の存在になった。そしてかつて顔を見る度に安堵と信頼と、ほんの少しの秘密を共有できた彼こそが、今や自分を最も苦しめる者となっている。
復讐という束縛をつきつけてそれを果たせと強要するかのように。お互いは一言も口に、出さない。だがその沈黙こそが雄弁に語るのだ。
何故あの存在を守れなかったと。
それでも逃れられない。選んだ『この道』から。
…それがどんなに、辛いことであっても。
もしどうしても作戦のために相手を裏切らなければならない時が来たとしたなら。
石川は西脇を裏切らない道を選ぶかもしれない。
最後まで二人で、真の目的を遂げようとする道を探すだろう。
しかし西脇は目的のために石川を裏切るかもしれない。
あるいは、石川が目的を遂げるために自分が死ぬことも厭わない。最終的に石川が目的を果たすならと、あっさり『その道』を選ぶだろう。
人はそんな西脇を悪と、偽善的と評するかもしれない。
しかしそれは石川の見るものと西脇の見るものは違うだけの話で、根底には石川に対する絶対の信頼というものがあるからこそ、出来ることなのだ。恋人が死ぬ前とは比較にならぬほどのそれが。
そして実は、石川とて西脇のそんな精神を理解している。
結局のところは途中のプロセスは違うものの、究極論に至らざるを得なかったとしたら最終的には「自分が死んだ後に西脇が想いを遂げてくれるだろう」と同じように思うに違いないのだ。
今や二人は対面しているようであり、その実互いの背を合わせて立っていた。
それでも西脇の目に映る世界は美しい。
───どんな世界にも神様の祝福があるんじゃないでしょうか。
そう、恋人が言ったから。
───わたしは、あなたの上にも、そうであってほしいと思っていますよ。
「………」
たとえ崩れかけた煉瓦の建物と、硝煙に彩られた空と、血溜まりと泥しかない場所でも。
そんな世界は、西脇にとって、美しい。
戦場の中、西脇は腕の中に長銃を抱いて空を仰いだ。
そして安い煙草を口から離し、くすんだ空へ向かって煙を吐いた。天上のひとには届くはずもないそれを。
───西脇さん。
今でも耳に残っている、最後の橋爪の声。
甘く哀しい、声を思い出して西脇は瞼を閉じた。
こんなんです。
もう切なくてせつなくてたまらんで、相手に会えないのにその手のぬくもりも想い出の中にしかなくなっていって、慟哭したり怒ったりってのがいいですー。
ちなみになんで形見の髪とかがないかっていうと、なにひとつ残っていないからです。
正確に言えば、残すことを許されなかったんです(あの西脇が、神なんて信じてないだろうにロザリオ…その持たなくてはならない経緯に涙だよ)。
どうしても辛かったら石川さんは泣けるだろうけど、西脇は泣けないだろうな。
世界は西脇と石川の恋人、ひと、一人が居なくなったぐらいでは揺らがない、それでも完璧に『美しい』。
それは許せない、って感じ。
はっきり言って自分の大事な人がいないんだから世界だって存在しなくてもいいのになんて思ったりするんじゃないですかね。あんまり愛していると。
で、なんで自分を置いていったんだとか、なんで自分は恋人が居ないのに生きていけるんだとか考えてもダーク。
そんな殺伐とした日々を送るうちに気づく、恋人の居る世界こそが自分にとっての「美しい世界」なんだということに…みたいな。
それに気づいたのに、恋人の愛した「愛しい世界」とはもっともかけ離れている血と復讐に身を置いている自分たちに悲しみを覚えて。でも復讐を捨てられるほど聖人でもなくて。
それでも、西脇はこの世界を美しい、と思うしかない。紫乃さんがそう言ったから。
二人揃って死にに行くようなもの、死に場所を探しているようなものですね。
でもお互いを殺せるかっていうとそれはムリ、みたいな。復讐もしないうちに、戦わずして死ねるかという思いがあるから、と。
既に共犯者。それで何もかも捨てて復讐の道へと行くのですね。
…てな風に!
書くなら「Beautiful world」ってタイトルで(笑)。
多分上下二段詰めで160P、20万字ぐらいの本になるでしょうから私にはムリですね。
あの頃の思い出は全てがすべて、今は亡い恋人と重なるものではないのだけれど、既に恋人の『居なかった風景』を思い出せなくなってしまっているぐらい───思い出は恋人と重なるあたたかいものであり、辛いものでもあった。
『ふたり』になってしまってから、昔の話はほとんどしなくなった。
正確に言えば、警備隊に居た頃の───内科医とSPが来た後の警備隊の話は特に。
そしてそんな過去に、目的である未来に両方繋がる存在は目の前に居る。
裏を返せば、それだけしか居なくなってしまった。
西脇の胸には恋人のロザリオが、石川の身には彼の妹が作った馨りが。それ以外はもう、お互いという存在しか残されていない。
あれから何十回と太陽は昇り、沈んだ。
一体何をしているのかと空ろになりそうな時も、どうしようもない夜も。一人ならば時折崩折れそうになる決心も、互いが居ることで思い出せた。改めて思い知らされた。
今自分たちは何のためにここに居るのかと───何の目的を果たすためにこの道を選んだのかと。
忘れるな、と。
無言で、相手の存在自体が、自分に問うのだ。
それはすなわち自分の鏡に他ならない。
復讐を、抱く。同じ復讐の念を抱く者が隣にいる。
かつては親友で上司と部下だった二人は、唯一無二の存在になった。そしてかつて顔を見る度に安堵と信頼と、ほんの少しの秘密を共有できた彼こそが、今や自分を最も苦しめる者となっている。
復讐という束縛をつきつけてそれを果たせと強要するかのように。お互いは一言も口に、出さない。だがその沈黙こそが雄弁に語るのだ。
何故あの存在を守れなかったと。
それでも逃れられない。選んだ『この道』から。
…それがどんなに、辛いことであっても。
もしどうしても作戦のために相手を裏切らなければならない時が来たとしたなら。
石川は西脇を裏切らない道を選ぶかもしれない。
最後まで二人で、真の目的を遂げようとする道を探すだろう。
しかし西脇は目的のために石川を裏切るかもしれない。
あるいは、石川が目的を遂げるために自分が死ぬことも厭わない。最終的に石川が目的を果たすならと、あっさり『その道』を選ぶだろう。
人はそんな西脇を悪と、偽善的と評するかもしれない。
しかしそれは石川の見るものと西脇の見るものは違うだけの話で、根底には石川に対する絶対の信頼というものがあるからこそ、出来ることなのだ。恋人が死ぬ前とは比較にならぬほどのそれが。
そして実は、石川とて西脇のそんな精神を理解している。
結局のところは途中のプロセスは違うものの、究極論に至らざるを得なかったとしたら最終的には「自分が死んだ後に西脇が想いを遂げてくれるだろう」と同じように思うに違いないのだ。
今や二人は対面しているようであり、その実互いの背を合わせて立っていた。
それでも西脇の目に映る世界は美しい。
───どんな世界にも神様の祝福があるんじゃないでしょうか。
そう、恋人が言ったから。
───わたしは、あなたの上にも、そうであってほしいと思っていますよ。
「………」
たとえ崩れかけた煉瓦の建物と、硝煙に彩られた空と、血溜まりと泥しかない場所でも。
そんな世界は、西脇にとって、美しい。
戦場の中、西脇は腕の中に長銃を抱いて空を仰いだ。
そして安い煙草を口から離し、くすんだ空へ向かって煙を吐いた。天上のひとには届くはずもないそれを。
───西脇さん。
今でも耳に残っている、最後の橋爪の声。
甘く哀しい、声を思い出して西脇は瞼を閉じた。
こんなんです。
もう切なくてせつなくてたまらんで、相手に会えないのにその手のぬくもりも想い出の中にしかなくなっていって、慟哭したり怒ったりってのがいいですー。
ちなみになんで形見の髪とかがないかっていうと、なにひとつ残っていないからです。
正確に言えば、残すことを許されなかったんです(あの西脇が、神なんて信じてないだろうにロザリオ…その持たなくてはならない経緯に涙だよ)。
どうしても辛かったら石川さんは泣けるだろうけど、西脇は泣けないだろうな。
世界は西脇と石川の恋人、ひと、一人が居なくなったぐらいでは揺らがない、それでも完璧に『美しい』。
それは許せない、って感じ。
はっきり言って自分の大事な人がいないんだから世界だって存在しなくてもいいのになんて思ったりするんじゃないですかね。あんまり愛していると。
で、なんで自分を置いていったんだとか、なんで自分は恋人が居ないのに生きていけるんだとか考えてもダーク。
そんな殺伐とした日々を送るうちに気づく、恋人の居る世界こそが自分にとっての「美しい世界」なんだということに…みたいな。
それに気づいたのに、恋人の愛した「愛しい世界」とはもっともかけ離れている血と復讐に身を置いている自分たちに悲しみを覚えて。でも復讐を捨てられるほど聖人でもなくて。
それでも、西脇はこの世界を美しい、と思うしかない。紫乃さんがそう言ったから。
二人揃って死にに行くようなもの、死に場所を探しているようなものですね。
でもお互いを殺せるかっていうとそれはムリ、みたいな。復讐もしないうちに、戦わずして死ねるかという思いがあるから、と。
既に共犯者。それで何もかも捨てて復讐の道へと行くのですね。
…てな風に!
書くなら「Beautiful world」ってタイトルで(笑)。
多分上下二段詰めで160P、20万字ぐらいの本になるでしょうから私にはムリですね。
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